[レポート] Opening DAY2 #linedevday_report
Opening DAY2
2019年11月20日(水)・21日(木)にグランドニッコー東京 台場でLINEのデベロッパーカンファレンス「LINE DEVELOPER DAY 2019」が開催されました。
本記事は、セッション「Opening DAY2」をレポートします。
スピーカー
池邉 智洋氏(LINE 上級執行役員 LINEファミリーサービス開発統括)
2001年、京都大学工学部在学中にWeb制作会社で働き始め、同年10月にオン・ザ・エッジ(後のライブドア)に入社。同社の主力事業の一つだったポータルサイト事業の立ち上げから携わる。2007年に新事業会社「ライブドア」として再出発した際には執行役員CTOに就任。その後の2012年、経営統合によりNHN Japanへ移籍。2013年のLINE株式会社(商号変更)を経て、2014年4月より現職
スライド
レポート
- LINE DEVELOPER DAYの振り返り、今後
- 今回で5回目、エンジニアのためのイベントだったが開発に関わる多様なセッションを扱うようになった
- 1日目テーマ:エンジニアリング、2日目テーマ:プロダクション
- コードライクな大規模インフラ・機械学習を得意としているセッションのほか、UI/UXなどプロダクトも増やしている
- 顔認証も自社プロダクトで取り組んだ
- LINE開発者プロダクト
- LIFE with LINEをテーマにしていて、3rd Partyにも各種サービスを展開している
- もっと開発者に利用してもらうためオープンにしてきた
- 事例
- ipet
- 保険相談や必要書類のリマインドなどを行い契約不成立を80%削減した
- ビスポ!
- 飲食店を検索・予約
- リッチメニューを動的に切り替えて操作性を向上させていた
- JINS
- メガネ相談、店舗待ち時間確認など様々な機能を提供
- スマホで買えるコンタクトレンズサービスもLINEでできる(LINE Payによる決済もサポート)
- ipet
- Messaging APIに始まり、LINE Thingsなど様々な機能を提供
- Messaging API
- 公開から3年、150万アカウントが利用、1日13億通の送信
- 様々な機能の追加が継続的になされている
- Flex Messageでより自由でリッチなメッセージ送信が可能
- Flex Message Simulatorを使うことでブラウザで簡単に作成可能
- LIFF
- Web appをLINEプラットフォームで提供する機能
- デバッグツールを提供できていなかったが、v2で一般ブラウザでも動作できるようになった
- LINE MINI App
- LIFFで実装したアプリをMINIとして登録する
- MINIから通知を送ることもできる(予約、購買完了など)
- LINE for Business
- Audience Management
- オーディエンスを指定したメッセージ送信を可能にするAPI
- Chat Plugin
- システム連携してチャット画面を拡張できるAPI
- CMS API
- 開発者コンソールに提供されている機能を利用できるAPI
- Admin API
- LINEを利用しているサービス提供者向けに公式アカウントの情報を取得するAPI
- Audience Management
- Messaging API
- エンジニアカルチャー
- 10の開発拠点でサービス開発(日本・アジア)
- 2500人のエンジニア(内700名が日本人で多国籍なチーム構成)
- チャット、オンラインでの会議はもちろんのこと出張でオフラインのコミュニケーション
- 出張が多いが移動疲労を軽減できるようにオフィスは統一した雰囲気を確保している
- インテリアデザインやファシリティマネジメントを社内専属チームが行っている(投資をしている)
- 無線LANもどこの拠点でも繋がりすぐ仕事ができる環境を作っている
- LINE Styleで価値基準を明文化
- Users Rule
- ユーザーの便利になる
- 何が必要なのか何が求めらているのかを考え徹底してユーザーと向き合う
- Always Data-driven
- Perfect Details
- 意思決定の差になるので細かく
- Work Intensively and Be forcused
- 本質的に必要かどうか効率的に仕事していく
- Open Communication, Vertical Decision-making
- Users Rule
- Autonomous Team
- 言われたからやるのではなく、自分たちでやりたいことを探して仕事をする
- 可視化してどのプロジェクトにどのくらいアサインされたかなどを確認、議論ができる
- githubは全エンジニアにオープンにされている
- Code Review
- 全体プロセスの中で重要視している。
- 膨大なコードがあるが、レビューを通ってないプロダクションコードはないと自信を持って言える
- 良い緊張感を持って切磋琢磨できる環境
- Outages Retrospective
- 障害は避けられないがいかに糧にできるか
- 障害原因をレポートを書き、エンジニアは全プロジェクトのレポートを見れる
- 個人やチームなどを記載を書かずに、再発防止策を検討会議する
- Enjoy the Challenges!
- LINE Styleの最後の1つ
- エンジニアの仕事は困難が多いけど、楽しんで全体で文化として大事にしている
まとめ
LINE DEVELOPER DAY2日目がスタートしました。開発者としては、LINE for Businessで提供予定の各種機能が非常に利用率が高いのでリリースが楽しみです。